UE4 Emissive(発光)の表現が白っぽくなる問題
表題の件について、全然気にしない人も多いと思いますが
毎週更新したい個人的にこだわりたい部分だった為、まとめてみました。
特に最近UE4を始めた方はササッと目を通してみてください。
光について
UE4最新バージョンでマテリアルを発光させると
図のように外側の光彩には色が乗りますが、中身は白っぽくなります。
VER.4.21.1で作成/Multipy x 100
実はこれ、私がチュートリアル等で勉強していた時は
白くならずにしっかり色がついていました。
ちょうど公式リファレンスのサンプル画像のような見た目です。
ポップな雰囲気を出す為にどうしてもこちらの表現を使いたかったのですが
いくら数値を変えても全然色が乗りません。困りました。
サンキューアンサーハブ
困っていろいろ調べた結果、アンサーハブで答えらしいものを発見。
バージョン4.15以降、光の表現が変わったと書かれています。
試しに「極め本」勉強時に使っていたバージョン4.7を使ってみることに。
Ver.4.7.6で作成/Multiply x 5
色がつきました!しかもRGBに5を掛けただけでしっかり発光。
勉強していた時は各教材に合わせて古いバージョンを使っていたので
新しいバージョンでの仕様変更に気付けていなかったようです。
リリースノート
4.15のリリースノートにもこの件についてしっかり書いてありました。
白さはよりリアルな表現になった結果だったんですね。
しかし、くどいようですが私はデフォルメされたカラフルな発光がやりたいんです。
設定ファイルを変更
かといってこの先ずっと過去版を使い続けるのも厳しい気がした為、
さきほどのアンサーハブを参考に、恐る恐る設定ファイルの変更に挑戦しました。
手順①
ライブラリで該当プロジェクトを右クリック→「フォルダで開く」を選択。
手順②
「Config」フォルダ内の
「DefaultEngine.ini」ファイルをメモ帳等で開く。
手順③
空いているところに
↓
[SystemSettings]
r.TonemapperFilm=0
と追記。超簡単!
これで新しいバージョンでも旧トーンマッパが使えるはずです。
結果
先ほど白っぽかったマテリアルをあらためて開きます。
Ver.4.21.1/Multiply x 100
あっ黄色い!やったー!
かなり対症療法な感じですが、私のように旧バージョンの発光を使いたい方は
自己責任で試してみてください。
※ちなみにこうやって比べてみると厳密には同じ結果ではないみたいです。
例えば旧版より掛け算の数値を大きくする必要がありました。
まとめ
以前からUE4を使っていた方はバージョン変更時に気付けたと思いますが
新しく始めた方は混乱しちゃうかなと思い共有させていただきました。
アンサーハブのある時代に生まれてよかったです。
来週何書こうかな!